宗一郎日記(11) by Naoko

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2003/04/21 Mali(5) -- We met Ken & Yuko again!
バマコ、そろそろ出発しようかなどと言っていたある日、メールチェックしていたら ダカール、ガンビアで一緒だった滝野沢優子&健一郎夫妻から「いまバマコの Mission Libanaise という宿に泊まっています」という嬉しいメールが!予定そっちのけで 2人に会いに行きました。
Mission Libanaise に行ってみると、懐かしい(といってもたった半月ぶりなのですが) 2人のセローとジェベルが思いっきり置いてありました。もうアフリカでは 会えないかと思っていたのでちょっと感動。。。。 ガンビアで別れたあと、ワイルドな2人はギニアの未補走路をホコリまみれに なりながら走りきり、マリの南の国境を越えて直接バマコまで来たのだとか! うーん、羨ましい。でも、ちょっと真似できないかも!

その後、我々もMission Libanaiseに引越し、4人で楽しくバマコ滞在を楽しんだ のでした。しかも、行き先が同じDjenne(ジェンネ)とDogon(ドゴン)方面だったので 「日本人ライダー4人で一緒に行きますか」という願ってもない提案に私たちは大喜び。
心配だったバイクのパワーの差(80ccと250cc)は、優子さん達が私たちのスピード にあわせてゆっくり走ってくれる事になったので、ひと安心。4人共、時速60キロくらいで トコトコ行くことになりました。
Lunch at little village
途中、Segou、San、Bandiagara、といった町に泊りながら行ったのですが、4人だと 料金交渉とかも心強い!「まあまあ、4人もいるんだから安くして下さいよ~♪ねッ (カタコト仏語)」といえば、だいたいキャンプ代を言い値より安くしてもらえます。 しつこい連中にからまれても、4人いれば、うまいこと話をそらして逃げるのもラク。 まさか、日本にいるときからずっと遊んでもらっていた優子さん達と、こんな風に 西アフリカを旅する事ができるなんてちょっと夢みたい。

2003/04/21 Mali(6) -- Djenne (Grand Mosque & Monday Market)
マリの有名な世界遺産のひとつ、Djenne(ジェンネ)にやってきました。 ここには世界最大の泥作りの建築物、ジェンネの大モスクがあります。すごく有名な 建築なので、誰でもTVで一回くらいは見たことがあるかも!? サバンナと砂漠の中間 のような所で、本来は大河の中州にあたる小さな村なのですが、残念ながら今は乾季なので 川の水はすっかり干上がっていました。日中は45℃を超す気温で、暑いなんてモンじゃ ありません。私は例によってヨレヨレに。。。

ジェンネのグラン・モスクくらいは写真で何度か見たことがあるので、まあ現物を この目で確認できたらいいや、くらいに思っていたのですが、実際に本物を見てビックリ! 信じられないデカさです。それも全部、本物の「泥づくり」!! 泥だなんて日本では 考えられない建築様式ですが、ここ乾燥したマリでは、泥で作った日干しレンガと 泥のコーティングこそが、最も強固で優れた建築素材なのです。それも、泥作りなのは 有名なグラン・モスクだけでなく、村中の建築物すべてが丸みを帯びた泥づくりの 建築なので、どこを向いても絵になる風景。泊まったホテルも泥づくりで、もちろん 電気も水道もないのですが、居られるだけで幸せ~。
来る前は「1泊でいいか」なんて言ってたのに、実際に来てみたら「しばらくのんびり するのも悪くないネ」と満場一致で、結局3日くらい滞在しました。

※ちなみに着いた日は月曜日で、有名な「月曜市」が開催されており、 グランド・モスクの前は大勢の着飾った地元の人々で埋め尽くされていました。 市では、トマトから布地まで、ありとあらゆるものが売られています。Ryuは 使わないハサミと、ゴージャスなビーズ細工を物々交換してもらって満足顔。
ところが、市が終わって翌日になると、グラン・モスク前の広場はガラーンと してしまって、昨日の賑わいがウソのよう。。。広場は意外とゴミだらけで、 「これだけスゴイ世界遺産なんだから、ゴミだらけは勿体無いよねぇ」といいつつ、 あまりの暑さにゴミ拾いする気分にもなれない我々だったのでした。

Grand-mosque of Djenne Monday market of Djenne Naoko at hotel of Djenne

2003/04/21 Mali(7) -- Pays Dogon (Falaise de Bandiagara)
ドゴン集落は、マリでもうひとつ有名な世界遺産です。バンディアガラの断崖という 巨大な崖沿いにドゴン族の人々の村が点在しているのですが、旅行者の多くは、 地元のガイドを雇って、崖沿いの村々を1週間くらいかけて歩いてトレッキングするのが 一般的となっています。といっても、こちらは予備知識ゼロだったので、 一体ドゴン集落の何が素晴らしいのかさっぱり見当つかず。。。
ただ、ドゴン族には特殊な神話世界があり、西欧人が望遠鏡を使って天体観測をする はるか昔から、とある2重星の動きを詳しく知っていたのだとか。その2重星の動きは 現代に入って強力な望遠鏡でもって初めて、ドゴンの言い伝え通りだった事が確認され、 西欧社会に大きな衝撃を与えたとか。。。。(詳しくは知りませんが)

At Bandiagara
それはさておき、ドゴン周辺は観光客が多いので地元民がスレていると聞いてはいましたが、 入り口の村、Bandiagara(バンディアガラ)に着くなり自称ガイドがやってきて、 「ドゴンに行くんでしょ。ガイドなしで行くのは危ないよ。僕を雇った方がいいよ」 と始まり、結局彼の薦めるホテルに泊まったら、一日中、入れ替わり立ち代わり 「ガイド雇わずにドゴンに行ってどうなっても知らないぞ」とか「問題起こしても 全責任を自分達で負うと警察署に宣誓してから行け」とか、全員グルになって あの手この手でガイド雇わせようとします。それもそのはず、ドゴン集落のガイド料 の相場は、一般的なマリ人の年収に相当すると言われ、ガイドは花形職業なのです。 しかも閑散期のこの時期、貴重な客を逃してなるものか、必死になるのも無理ありません。

しかし我々日本人ライダー4人は、ガイドを雇って却って行動が制限されるのもイヤだし、 なにより、初日からこんなにガイドガイドとしつこくされて、すっかりドゴンに興味を 無くし気味。翌日、「ドゴンの村人がそんなに狂暴で危険なら、恐いからもう行くのやめるよ」 とウソついて、うるさい連中を振り切り、出発。
。。。というわけで、4人共バイクで直接ドゴンの集落を訪れたのですが、ガイドなしで 問題が起きるどころか、実際には村人は私たちに大変親切にしてくれ、昨日のアレは一体 何だったのだ!?と、拍子抜け。ドゴンの村までの道も「大変だぞ、ガイドなしじゃ 行けないぞ」と脅されていた割には、立派な簡易舗装の道が崖下までバッチリ敷いてあり、 全く自由に、巨大な崖からの素晴らしい眺めを満喫することが出来たのでした。なるほど、 これが世界遺産になった理由の一つか、と納得のスケールのでかさ!とてもカメラに 収めきれません。「来てよかったねぇ」と4人で期待に盛り上がり気味。

Falaise of Bandiagara Kids of Djiguibombo Teli - Village in sky

結局、崖上のDjiguibombo(ジギボンボ)の村に3泊、崖下のTeli(テリ)の村に3泊、合計 一週間くらいドゴン集落でのんびり過ごすことができました。ちなみにRyuは村の子供たち に大人気で(子供たちに気前よくアメを配るのがRyuの日課)、毎日大勢の子供たちに 囲まれては村を案内してもらったり、すっかりドゴンに溶け込みモード。優子さんに 「ボンボン(アメ玉)で少女誘拐!」と言われるほど少女達にモテモテのRyu。「ほんま 可愛い~、日本連れて帰りたい~」と国際問題になりそうな発言をしつつも、毎日が幸せ顔 なのでした。

しかもジギボンボの村ではたまたま仮面祭が行われる日に運良く居合わせたため、素晴らしい 仮面の踊りを見ることができて感動!またテリの村では日本人が学校を建てた(本当に!) という経緯もあり、対日感情がかなりGOODでした。テリ集落の泥作りの家々は、 それだけでも味わい深い趣があるのに、なんと集落に面した断崖の中腹にも、 古代の集落跡が残っているのがミソ。実際に崖の中腹の古代集落まで連れていって もらいましたが、まるで天空の城にでも来たかのような錯覚を覚えるほどのスゴさです! こんな空中のような所に人が生活していたなんて、とても信じられません。また、 そこからの眺めも最高で、オーバーハングした崖の中からはるかサバンナの地平線を 眺めるのは「いろいろあったけど、ここまで来てよかった~!」と心から思うひととき でした。

20以上あるドゴンの集落のうち、たった2集落しか訪れていないのに、これだけの驚きと 感動があったということはスゴイことです。でも、それは村人との交流があってこそ。 もしガイドを雇って、毎日次から次へと集落を移動し続けたならば、全ての集落を「見る」 ことは出来たかも知れませんが、とても村人と仲良くなるヒマなどなかったと思うのです。 それもこれも、バイクで旅していたからこそ出来た事だと思うと、あらためてバイク旅に 感謝、なのでした。。。

Piste Teli - Ende Village of Ende

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