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Monthly Diary
2010年7月-digest 「野生児ミーハとシベリア珍道中」
極東ロシアで最も整備が進んでいないと言われるハバロフスク~チタ間の2000kmを、ガス欠の恐怖に怯えつつ、6日がかりで何とか走りおおせました。ところがチタに到着した時、かなり凹む出来事があって、疲労が一気に出て倒れてしまったのです。
「もう無理だ。とてもサンクトペテルブルグまで行けない。。。」と諦めかけた時、窮地を救ってくれたのが、ロシア人の若きヒッチハイカーのミーハとの出逢いでした。
英語が話せる彼は教養高き医大生。。。かと思いきやとんでもない野生児で、わずか2週間という短い期間に、一生忘れがたい珍道中をもたらしてくれたのでした。
まずワゴンRごと崖落ちしてあやうく大破を免れ、バイカル湖畔でギャルをナンパ、クラスノヤルスクでオイル交換できず泣き、ノヴォシビルスクで親友のアレクサンドルと合流して以降突然3人でアルタイ行きが決定し、意味不明の木の橋を渡らされ、全員が国境警備隊に捕まり、とある村でニワトリ騒動になり、私に天使のお守りをもたらしてくれた後、「僕らは先に行くよ」と2人とも風のように去っていきました。
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追記:実はこの2人、その後も付かず離れずでずっと私を見守ってくれ、サンクトペテルブルグに着くまでの間、何度もヒッチハイクで先回りして私が追いつくのを待っててくれたのです。そして私の無事を確認すると黙って去る。。。この粋な2人に何度助けられたか。
すっかり勇気づけられた私は、その後順調にオムスクを経てエカテリンブルグへ。そこで日本人ライダーのK1200RSさんに会って色々教えて頂き、その後のロシア旅が非常に楽になりました! ああ、ロシアって素晴らしい!
2010年8月-digest 「夢のサンクトペテルブルグへ」
ワゴンRで車中泊しながらロシアを旅する事にも慣れ、サマーラで初めてのバーニャを体験したり、有名なヴォルガ川で泳いだりしました。ヴォロネジでは、ミーハのお姉さんのターニャ夫妻の家で家族同然のもてなしを受け、あまりの居心地の良さに2週間も沈没!
みんなで川に繰り出してボート遊びしたり、市場で買い物してごちそう作って貰ったり、ロシア映画の名作を英語の字幕つきで何本も観せて貰ったり。。。
ロシアでは相変わらず異常気象の猛暑が続き、あちこちの森が燃えていました。しかし、毎日45℃に達する狂気のような暑さは、ある日とつぜん訪れた秋の冷気によって終焉を迎えます。この時、名残惜しいヴォロネジに別れを告げなければならないと感じました。大の仲良しとなったターニャとのお別れがとても寂しかったです。
チキンな私は、この期に及んで大都市モスクワに突入するか迂回するか迷っていましたが、モスクワ在住のサーシャが親切にも赤の広場などモスクワの見所をくまなく案内してくれました。いやー、まさか来れるとは思ってませんでした。これでもう思い残すことはない。。。そして遂にロシア最後となる西の都、サンクトペテルブルグに到着!ここでは正式に医者となった野生児ミーハが、なんと革靴にネクタイといういでたちで私を迎えてくれました。
この前まで裸足だったくせに、何だその変身っぷりは!?
ロシアで一番美しい都と言われるサンクトペテルブルグの名所をリザ達に案内してもらい、なぜかSAITAMAという名前のクルマ屋さんでワゴンRを修理して頂き、ついにロシア横断の発端となったデミトリー君との再会までも果たすことができたのです。一度はサンクトペテルブルグなんて絶望的だと思ったのに、気が付いたらワゴンRでロシアの端から端まで来れてしまいました。なんか奇跡みたいだなあ。
2010年9月-digest 「北欧での再会、そしてオランダへ」
ついにロシアを去る日がやってきました。。。これまでずっと、傍から旅を支えてくれたミーハとは涙のお別れです。いつか再会を誓って一路フィンランドへ。しかし憧れの北欧へ行くというのに、国境を越えるとき何だかすごい寂しかったです。友達に囲まれていたロシアが懐かしくてたまらない。
フィンランドはいきなり超先進国で物価もすごい事になってました。ヘルシンキの街もとても素敵だったけど、そのまま豪華客船Viking Lineに乗ってスウェーデンのストックホルムへ。
道中、トビアス君の生まれ故郷のデーゲルフォシュに寄って、お父さんに素晴らしい森を案内して貰いました。そして大きな橋を渡って、トビアス達のいるデンマークへ!
風光明媚なコペンハーゲンの港で、トビアスが暮らしているボート(トリピタカ号)を初めて目前にして大感激!本人は仕事が忙しすぎて殆ど会って話す時間はなかったけど、その間ひとりでコペンハーゲン街歩きを楽しんだり、思う存分WiFiでブログ更新させて貰ったり、4年ぶりでレイエと再会したりもできました。その後、またもや大きな橋を渡ってドイツを経由、そのままオランダへ向かいます。ロシアで出会ったライダーのハンスが、フローニゲンの家に招待してくれたからです。
ハンスにはいろいろ旅で役立つ情報を教えて貰ったり、本当にお世話になりました。しかも2m超の長身をワゴンRに詰め込み、なんとアムステルダムまで案内してくれたのです。元々は訪れる予定のなかったオランダに、まさかこんな縁ができるなんて不思議!
追記:実はオランダとのご縁は西アフリカに渡ってからもずっと続き、最終的にはアムステルダムから帰国する事になったのですが、この時はまだ知る由もありませんでした。




