ツーリングで大儲け!

www.geocities.co.jp


ツーリングするとこんなにイイコトが!■ さあ買った買った!
そこのお嬢さん、 ■ お安くしときまっせ〜。 へい毎度っ!

ひとつ前へ戻る
HomePageへ戻る


■ バイク旅行、儲かりまっか!? TOP

タイトルを見て一攫千金を夢見たアナタ。ちっちっち、残念ながらこれは金儲けの話とは ちょっと違います(^o^)。でもガッカリしないで下さい。ツーリングは必ずや あなたをリッチに、豊かにしてくれるでしょう。例えば、たった3万円で9日間、 内容タップリの濃い旅行ができて、しかも6千円のお釣りがくると言ったら 信じてもらえますか? あるいは日本中に、再会が楽しみになるような 気の合う友達が沢山出来たとしたら、あなたの人生、とても豊かになると思いませんか?

半信半疑のあなたに、その理由をいくつかの側面から徹底分析します! (うそ。実は単なるちびっこの独断と偏見) なお、ここに書いてある話はツーリング全般を指しているので、あなたがチャリダーなら バイクを自転車と読み替えて下さって結構です。

■その1.ツーリングはメチャ安い! TOP

ツーリングは、あらゆる旅行の手段の中でも、最もコストパフォーマンスに優れている と思います。もしあなたが学校なり会社なりを一週間休む事ができたなら、 前後の土日を入れて、9日間のツーリングが可能ですね。その場合 上記の、2万4千円程度で9日間たっぷり遊べるというのは 決して誇張でも何でも無く、実際に多くのツーリングライダーが 当たり前のようにやっていることです。

ツーリングでいちばん大きいのは何と言っても宿代です。 旅館に泊まると最低でも一泊7000円、ユースホステルでも4000円はかかります。 これを8泊分マトモに払っていると、宿代だけであっという間に 3万〜6万の出費が飛んでいってしまいます。しかし、ツーリングライダーには キャンプや野宿という強い味方が。。。。。 もし野宿を厭わないのであれば、宿代は限りなくタダ。 おまけに夜空や流れ星まで見る事が出来ちゃって大儲けです。

「野宿なんて恐くてできないわ」という貴女、草枕を結ぶのは超カンタンで、 日本国内であれば、みんなが恐れている程危険な事ではないと考えています。 (一部地域及び特定の状況を除きますが) その理由は、そのうち別のページを設けて詳細をお話ししますね。

論より証拠、という事で、ちびっこの9日間の東北ツーリングを例に挙げて ツーリングが実際どのくらいオトクなのか検証してみます。
# こんな事バラしちゃって、嫁に行けなくなったらどうしよう!? (*^_^*)
使用バイクはSL230(燃費:リッター40キロ)で、 9日間の走行距離は約2500キロ(岩手→青森→秋田)という、 ごく標準的なツーリングです。

  • 宿代:ゼロ。ワビ・サビを求めて全部草枕(ほんとか?)。親切な民家で一泊お世話に。
  • 高速代:高速道路は使わず、田んぼを見ながら一般道をのんびりと。もちろんタダ。
  • ガソリン代:9日間で合計 7002円。これで2500キロ分をカバー。クルマでは無理。。。
  • 食事代:合計 6787円。日によって500〜1500円とバラツキあり。有り難いことに、ごちそうになったことも。
  • 温泉代:合計 1650円。温泉の値段はピンキリで、タダ〜500円くらいが相場。
  • 観光/みやげ:合計 2135円。有料だったのは龍泉洞と恐山くらい。
  • 必要性の怪しいもの:合計 6554円。イタコの口寄せ3000円、オイル交換2000円を含む(^^;)

総計:2万4128円也!!

念のため、これは、決して貧乏自慢をしている訳ではありません(^^;)。 ツーリングはやり方次第でいくらでも安上がりに出来るという事です (私などまだ贅沢な方かも。。。)。加えて申しますと、この東北ツーリングは 様々な出来事と出会いに恵まれた、最も楽しかったツーリングのひとつでした。

■その2.ツーリングで日本中に友達を! TOP

だれしも、車で旅行した事があると思います。車での旅行は、雨に濡れないし、 中で寝られるしとイイコトづくめなのですが、たった一つ、バイクほどに及ばない点があります。 バイクでソロツーリングしていると、旅先でたくさんの友達が出来るのです。 それは多くの場合、他のツーリングライダーだったりします。ライダー同士は観光地にいても 大変目立つので、すぐに引き寄せられるのでしょうね。

ライダー同士だと、同じような経験を持っているせいか、大変話が弾むものです。 特に天気が悪くて気が滅入っているような時にライダーを見つけると ウキウキした気持ちになります。もし意気投合できる人だったら、 しばらく一緒に走ることだって珍しくありません。

出会うのはライダーばかりではありません。地元の人たちや、 クルマで旅行している老夫婦なども、ライダーに対して非常に親切な方が多いです。 こういう事は期待してはいけないのでしょうが、ツーリングで難儀している折りに 地元の人に一宿一飯の恩にあずかる時などは、本当に親切が身にしみて、 涙が出るほど世の中に感謝したくなります。これってツーリングでもなければ 絶対に有り得ないんじゃないかと密かに思っています。そしていつか自分も こうした親切を何らかの形で返していきたいな、とも思います。(^^;)

おかげさまで南は九州から北は北海道まで、たくさんの人と友達になる事が出来ました。 もちろん、ほとんどの出会いは一期一会で終わってしまいますが、 やはり一回のツーリングにつき何名かは、本当に印象に残る出会いです。 こうして全国に出来た友達とマメに連絡を取っているのかと言われると、 恥ずかしながら、決してそうではありません。でも、2,3年経って突然思い出したように連絡しても 互いに出会った時の事を覚えている、そんな付き合いもツーリングの宝だと思います。

お金では買えない程の価値ですから、こうした友達が出来ることも ツーリングでの大儲けと言えるのではないでしょうか。

■その3.行き当たりばったりのオトク度 TOP

人によってやり方は様々ですが、ちびっこの場合は、ツーリングに出るときは あらかじめルートや宿泊先を決めることは殆どしません。最初は大雑把な目的地と 行きたいトコロが何個所かあるだけで、あとはその日の天気とか気分とかに任せて、 与えられた日程の中、その場その場でルートを決めていきます。 途中で旅ライダーから「あの温泉はイイよぉ〜!」と洗脳されたりすると、 予定を180度ひっくり返してそこまで走ったりもします。

昔は逆でした。初めてチャリダーとして北海道ツーリングに出たときは、寝る場所を 確保しない事には心配で心配で、毎日のように民宿に予約の電話を入れていました。 しかしそのために却って、雨の日も風の日も、民宿にたどり着くために 無理をして必死で走り通す羽目になっていたのです。私はあまり体力のあるほうでは ありませんでしたから、スケジュールに縛られる事はかえって危険だと感じました。

バイクの魅力のひとつはその機動性です。世間では、旅行の細かい計画を立てない人は無責任と見られがちですが、ことツーリングなどの自由旅行に関して言うと、行き当たりばったりの旅の方が、バイクの機動性を最大限に活かせるメリットがあると感じます。行きたい所にそれなりのスピードでぱっと移動できる身軽さ、すべてを自分の責任において判断できる自由。 もちろん風雨に晒されるというリスクはありますが、そんな日は無理に 移動をしないというのもまた自由だったりして。

行き当たりばったりのライダーで良かったなぁ、と思うのはこんな時。 とある美しい風景の場所に行ったとき、長居するつもりは全くなかったのですが、 その日はたまたま、ものすごく美しい夕焼けでした。 急遽、予定変更! だってこんな美しい場所でこんな夕日、間違いなく二度と見られないからです。 迷わず三脚に一眼レフを構えてじっくり夕日を撮ります。 見ると、同じようにカメラを構えたおじさん達が何人も居ました。 ところが、空がもっとも美しく輝く日没を待たずして、彼らは居なくなってしまいました。 旅館の夕食の時間に間に合わなくなってしまうからです。

夕焼けが一番美しくなるのは、日没後15分ごろなのですが、居るのは自分一人。 「あ、いまこの景色を一人占めしてる。。。」と思うと、自由な我が身に感謝です。 自分の好きなだけ、写真を撮りました。そんな事をしていたせいで、 帰り夜道を50キロ走る羽目になりましたが、どんな写真が撮れただろうと 想像するだけでワクワク。そういう時は、暗闇も、粗末な夕食も 気にならないものですね。

些細な例でしたが、バイクのお陰で時間や場所にとらわれないで済んだ事は たくさんありました。もちろん自由である事と責任を持つ事は表裏一体では ありますが、おおむね、自分の自由意志で選択した事に対してリスクを負うのは それほど苦にならないような気がします。 その結果手に入れることが出来たのは、2つと無い風景や、 2人といない友達、おいしい食べ物、静かな寝床。。。とまあ、自由だった お陰で、今まで数えればきりがないくらい、大儲けをしたわけです。わははのは。(^o^)

■その4.ツーリングで生きてる事に感謝! TOP

こんな安全・快適・清潔な世の中で何をいまさらと思われるかも知れませんが。。。 私事でお恥ずかしいのですが、私はバイクに乗る前までは、 自分が生きている事を何ら特別と思わず、むしろ当たり前だと思っていました。 けれど、バイクに乗るようになってから、生きている事は奇跡かも知れないと 思うようになったのです。というのは、バイクに乗ってる最中に 何度かヒヤっとした事があるから、というばかりではありません。

ツーリングをしていると、一日中雨に降られるような日や、死ぬほど寒い日、 強風で吹き飛ばされそうな日をイヤでも体験することになります。これは決して 「ちょー最悪ぅ〜」の一言では片づけられない大事な意味があると思います。

雨の打たれて惨めな思いをするからこそ、晴れの日には思いっきり感謝できるわけですし、 メチャクチャ寒くて死にそうな日には、壁と屋根のついた場所がどんなに暖かいかを 心から実感できますよね。そして夜の暗闇で心細い思いをするときには、 夜明けを待ち遠しく感じるものだと思います。 と同時に、人間という存在がこうした自然のさじ加減ひとつで 簡単に死んでしまったりもするんだ、という事を思い知らされたり。。。つまり、 自分は決して当たり前に生きている訳ではなく、奇跡的に生かされているんだと 感じてしまうわけです。 そう考えると、イイコトも悪い事も含め、あらゆることについて「あの出来事が あったからこそ、今の自分があるんだにゃ〜」と感謝せずにはいられません。

ところが逆に、日常生活というヤツを思い返してみて下さい。例えばちびっこが普通の会社勤めをしていた時のこと。もちろん仕事は生きていく上で必要不可欠な事ですが、正直言って、晴れても「いい天気だな」くらいしか思わないし、雨の日も「濡れたらやだな」程度にしか思わない自分が居ます。なんというか、無感動なんです。だって屋根がついて当たり前、エアコン効いてて当たり前の生活。贅沢に慣れきっていて、心が傲慢になっちゃうんですねきっと。 だからこそ、ツーリングのように日常生活を 思いっきり逸脱した旅行をすると、思いっきり目が覚めてリフレッシュに なるんではないかと思います。ツーリングにハマった一番の理由はそこかなぁ。

ちなみに、ライダーはバイクに乗っているというだけで命知らずのおバカと 思われがちですが(事実、私も長い事そう思っていました)、 実際には逆なんではないかと思う今日このごろです。むしろ、車体に守られ 漫然とクルマを運転しているドライバーなんかの方が、 よっぽど命に無頓着なのではないかとおもえるほどです。 今までに出会ったどんなライダーも口を揃えて「死にたくはない」 と言っています。命知らずと思われているライダーの方が、実は断然に 生きる事への執着を持っているのではないでしょうか。そしてその理由は、 やはりバイクを通じて生きてる事に感謝できるからだと思います。

■ まとめ TOP

と、ここまで来て、話が四方八方に炸裂してたお陰で 「いったいドコが大儲けの話なんじゃああああっ!切腹せい!」とお怒りの方、 大変申し訳ありませんでした。(詐欺で訴えたりしたらイヤヨ)

でも、ちびっこは思うわけです。免許とか、バイクとか、ツーリング用品 といった初期投資は必要なものの、一度揃ってしまえば、こんなに僅かな金額で、 これだけたくさんの経験や感謝を与えてくれるツーリングって、まさに超得! な趣味だと言えないでしょうか。(ただ、私のごとき若輩者がそう言い切ってしまうのは 大変恐縮ではありますが。。。。)もちろん、大儲けしたなどと言いつつも、 この年齢で理解出来ている事など知れたものです。 この先、何年もの間に目からウロコがボロボロ落ちることの連続だと思います。 ウロコが一枚落ちる度に、最低1万円位(無理矢理お金に換算?)は儲かってると考えると。。。。 オイオイ、この先、億万長者じゃないか!? なんて、それがまた楽しみでもあるんですよね。(^_^)

私は相変わらず金銭的にはビンボーなままですが、ツーリングを始めてからこっち、 いったい自分はどのくらい儲けただろう?と考えると、自然に嬉し笑いで 顔がニンマリしてしまいます。そんな私ってヘンでしょうか(^_^;)。 あなたはどう思いますか?



ひとつ前へ戻る

HomePageへ戻る